麻布南部坂教会牧師
甲賀 正彦（こうが まさひこ）
【プロフィール】
1965年、東京、新宿で、クリスチャンの両親の家庭に生まれる。1980年に信仰告白（日本基督教団、武蔵野教会）。1990年、東京藝術大学美術学部デザイン科卒業、1992年、同大学院視覚デザイン修了（美術修士）。大学院修了後、東京工芸大学芸術学部で美術を25年間教え、53歳で早期退職し、東京神学大学に３年次編入しました。東京神学大学大学院修了（神学修士）。2022年4月から日本基督教団、大宮教会に着任。2025年4月から麻布南部坂教会牧師となりました。
【メッセージ】
私は絵を描くことを通して大人になりました。人生の楽しさ、苦しさ、責任感、特に忍耐力は絵を通して学びました。人生を切り開いてくれた美術に感謝しています。しかし、美術はそれだけでは自立しないと考え始めました。美術は信仰の上に成り立つものであると思い、神学を学び始めます。すると、聖書の普遍性と大きさを改めて知らされました。聖書には人間のすべてが描かれていていました。それは神様の言葉であり、生きる道を示すものでした。本格的に聖書を学ぶために神学校に入りました。そして教会に仕えるものとしての道が与えられました。過去の偉大な芸術家たちが身近に感じられるようになりました。不安定だった美術に安定が生まれました。なにより、頼るべき人生の指針が与えられました。神様が、イエス・キリストが共にいてくださる、その平和と喜びを分かち合えたら、と願っております。
